LPガスってどんなガス?
(液化石油ガス)の略称で、頭文字をとってLPガスと呼ばれています。
※LPガスは、炭素(C)と水素(H)の化合物です。
この化合物の内の一つ「プロパン」がLPガスの主成分であることから、プロパンガスとも呼ばれています。
人と環境にやさしいクリーンエネルギー
LPガスは、緊急時にも貢献できる分散型のクリーンエネルギーです。
✓ LPガスには硫黄分の含有量がほとんどなく、窒素も含まれていない
✓ ススや灰分を出さない
✓ オゾン層破壊の心配がない
また、酸性雨の原因となるSOx(硫黄酸化物)の排出がほとんどないことに加えて、エネルギー効率がきわめて高いことから重大な危機に直面する地球温暖化問題にとって理想的なエネルギーのひとつとなっています。
▽燃焼による排ガスの CO₂ の比較
空気よりも重い
LPガスは空気よりも約1.5倍重く、漏れると低い場所にたまりやすいという性質があります。
そのため、万が一のときにガス漏れを感知するようガス漏れ警報器は足元付近の低い位置に設置しています。
わざとニオイをつけてあります
LPガスそのものは無色無臭ですが、ガスが漏れたときに異変に気付きやすいように、わざと臭いニオイがつけてあります。
燃焼するには、たくさんの空気が必要です
LPガスを完全に燃焼するためには、ガス量のおよそ30倍もの空気が必要です。
ガスを使うときには適切に換気をしましょう。
※換気不足などで不完全燃焼を起こすと一酸化炭素(CO)が発生します。
※LPガスは、大量に吸い込みと酸素不足により意識を失ったり窒息することもあります。
液化した状態でボンベに入っています
LPガスは簡単に液体になる性質があります。
液体になると体積は気体のときの250分の1まで小さくなるため、コンパクトな容器でたくさんのエネルギーを運ぶことができます!
※通常、気体のLPガスは冷却(ー42℃)または圧力(7気圧)をかけると簡単に液化します。