空気よりも重いんです
LPガスは空気の約1.5倍の重さがあり、漏れると低いところや物かげにたまりやすい性質があります。
その為、ガス漏れ警報器は各ご家庭の適切な位置に設置し、万が一の時にガス漏れを感知するように取付をおこなっています。
わざとニオイをつけてあります
LPガスそのものは無味無臭ですが、ガスが漏れたときに異変に気付きやすいようにタマネギが腐ったようなニオイを付けてあります。
燃焼するには、たくさんの空気を必要です
LPガスを完全に燃焼するためには、ガス量のおよそ30倍もの空気が必要です。
ガスの使用時には、適切な換気をしましょう。
※換気不足などで不完全燃焼を起こすと一酸化炭素(CO)を発生します
※LPガスは、大量に吸い込むと酸素不足により意識を失ったり、窒息することもあります
LPガスが燃える範囲について
LPガスが空気と混合して燃える範囲は、2.1%~9.5%です。
これ以上でも、これ以下でも燃えたり、爆発したりすることはありません。
液化した状態でボンベに入っています
LPガスは簡単に液体になる性質があります。
液体になると、体積は気体のときの250分の1まで小さくなるため、コンパクトな容器でたくさんのエネルギーをどこにでも運ぶことができます!
※通常、気体のLPガスは冷却(ー42℃)または圧力(7気圧)をかけると簡単に液化します
なんと!LPガスの発熱量は都市ガスの約2倍です!
都市ガスと発熱量を比べると、約2.2倍の熱量があります。
各ご家庭ではもちろんのこと、レストランなど強力な火力が必要とされるキッチンや工業用の設備でも重宝されています。
大気汚染の原因にもなる排気ガスが、LPガスではほとんど出ません!
LPガスは石油などの化石エネルギーの中でもCO2(二酸化炭素)の排出量が少ないエネルギーです。
そのため、環境負荷が相対的に小さいクリーンなエネルギーであると位置づけられています。
※LPガスそのものには人体に有害な一酸化炭素(CO)は含まれていません。
人体には無害なんです
LPガスとは、プロパン・ブタンを主成分にしたガスを圧縮して液化したものです。
プロパンもブタンも炭素と水素だけでできた炭化水素なので、人体に有害な物質は含まれていません。
また、燃焼後も少量の二酸化炭素と水になるだけで、有毒な物質は発生しません。
環境にやさしいだけでなく、私たちの体にも優しいエネルギーと言えます。
点検も復旧も早くて、とっても安心!
LPガスが「災害に強い」と言われる最大の理由は、分散型の供給形態であることです。
1戸ごと個別に供給しているため、配管などの供給設備の点検も短時間で行うことができます。
そして、異常があればその場で修理することができるので、迅速な復旧が可能なんです!
また、一般家庭で使われる50㎏ボンベには、標準的家庭(4人家族)の約2ヶ月分のLPガスが入っています。
もしも50㎏ボンベに10%しか残っていない状態で災害などが発生して、ガスの供給が一時的に途絶えても、安全確認が出来れば素早く復旧でき約1週間は使用することができます。
LPガスは避難場所などでも活躍してるって、ご存じでした?
近年、各地で地震などの大規模な災害が続いています。
どの被災地においてもライフラインの早期回復が課題となりました。
LPガスは、避難所などですぐに対応できること、いち早く復旧できることから、多くの人々の暮らしに安心をもたらしました。
炊事や入浴など、欠かすことのできない主要エネルギーとして活躍する、「災害に強い」ということが実証されています!